てぃーだブログ › 苦しかったあの頃の私へ

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Posted by TI-DA at

2023年03月07日

離れてみてわかること

どん底時代から今日に至るまでそれなりに試みてきましたが、はっきりと違いを感じたのは「離れた」時でした。

引越しで、両親と距離が離れた時。
夫と距離を置いた時。


まさかの心の安定が訪れました。両親と離れた時は、不思議なんですが、解放された気持ちになりました。監視の糸が切れたような、そんな感じでした。今振り返ると「いい娘」、「いい娘家族」を頑張っていたんだと思います。地理的距離ってすごいなと思ったのをよく覚えています。


夫と距離を置いた時は、身体に症状が出ての強制終了でした。初めて身体に症状が出た事は、距離を置くという選択を思いつかず、2度目になって周りのアドバイスでやっと実行へ。。。「命が懸かかると、自分を選択できるんだ」と、その時思いました。



夫と距離を置いた事で、様々な身体症状が消えました。夜眠れるようになり、昼寝をしなくても動けるようになりました。音も気にならなくなり、あんなに嫌だった家事もスイスイこなせます。「あれ??今まではなんだったんだろう」って感じです。そして、この変化によりどん底時代の体調のおかしさにやっと気づいたのでした。


しかし、これで問題が解決した訳ではありません。夫問題の裏に隠れていた「認められない現実」により、新しい苦しさが湧き出しました。苦しさの原因が自分にもあったという事実も重なり、苦しさは2倍になりました。

裏を返せば、問題を夫ひとりになすりつけていた訳ですからね。


そしてこの辺りから、少しづつ苦しさを生む「認められない現実」へと近づいていくのです。

  

Posted by hana@beach at 22:33Comments(2)

2023年03月07日

首のぎっくり腰

どん底時代の話が続いて恐縮ですが、ある寒い冬、首のぎっくり腰になりました。首が痛くて起き上がれなくなり、上向きに寝て痛みに耐えるしかありませんでした。

そのため、週1でカイロプラティクスに通い始め、トータルで2年ほど施術を受けました。身体の歪みを指摘して貰い、ストレッチを掛けて貰い、正された状態を確認するというプロセスを繰り返す事は、自分の身体に注意を向けるいいきっかけとなりました。


ぎっくり首になってから、施術者さんから教えて貰ったストレッチを始め(しないと治らないと釘を刺されまして)、今は課題に合わせてYoutubeで見つけたストレッチをしています。

ウエストが引き締まると嬉しいし、姿勢が真っ直ぐになっている感覚も嬉しい。おまけに自分の体を労わる事も学んで、痛い思いをしましたが、首のぎっくり腰はいろんな事を教えてくれました。

今は10分だけとか、寝る前に5分とか、Youtubeで様々なストレッチが紹介されていて、選べる時代になったんだな〜と時代の流れを感じるこの頃です。  

Posted by hana@beach at 07:38Comments(0)

2023年03月06日

あの頃の思考を振り返ってみると。。。

どん底時代の思考回路について、少し考えてみたいと思います。

私は、ある意味完璧主義でした(笑)。周りからも言われていたので、本当にそうだったんでしょう。例えば有機栽培の野菜しか食べないとか、合成洗剤は使わないとか、です。

有機野菜を食べても石鹸で洗濯しても、私の苦しさはなくなりませんでした。それでも、こだわりがやめられませんでした。それは、なぜでしょう。


・効果がない事が認められなかった(認めたら、今までの苦労が泡になる)
・何かにこだわる事で、心の安定を得ていた(良くなるという希望になっていた)
・本当の問題に目を向けずに済んだ(本当の問題に気づいていなかった)


苦しい状況の中、こだわりが生きがいになっていたので、そう簡単には緩められなかったんですね。


引越しをきっかけに、有機野菜と脱合成洗剤へのこだわりは薄れました。引っ越先の有機野菜は、値段があまりにも高く、鮮度も良くありませんでした。洗濯機がドラム式に変わった事で、石鹸洗剤を使うのは難しくなりました。今までなら、そういう困難も乗り越えてこだわりを通していたのですが、引越しで疲れ果て、お金も使っていたので、あっさりと妥協へ。どこにきっかけが転がっているのか、わからない物ですね。


ちょっと話が逸れますが、引越し効果って大きいですよね。引っ越す度に地元スーパーが変わり、地域文化も異なるので、半強制的に自分の常識がリニューアルされるからじゃないかな。そして、それは自分の内面に気づくきっかけにつながるようです。  

Posted by hana@beach at 09:23Comments(0)

2023年03月05日

もう一つの糧

どん底時代、寝る前にいろいろな事を試していましたが、今でも続けている事があります。

それは、自分の呼吸の感覚を感じる事です。

寝る前に布団の中でゆっくり鼻から空気を吸い、口から吐きます。その時の空気が通る感覚を感じるのです。鼻から吸って鼻から吐くでもいいのでしょうが、私の場合、口から吐く方がいい感じです。日常生活と違うパターンが、何か気づかせてくれるのだと思います。

深呼吸なので身体がリラックスしますし、鼻と口の感覚にフォーカスを当てているので、うるさい思考が少し黙ります。頭がぐるぐるしない状態を体感する、貴重な時間だったと思います。  

Posted by hana@beach at 19:08Comments(0)

2023年03月05日

安全を感じること

私がどん底にいた時、トラウマ関連の講座やセッションを通して、トラウマ等により身体が常に警戒モードになり、緊張しっぱなしになると、夜よく眠れないという事を知りました。

不思議な事に、当時の私は自分が眠れていないと認識できていませんでした。わかったのは、ここ数年快適に眠れるようになってからです。

そういう状況の中で、当時熱心に取り組んでいた事があります。


それは、夜寝る前に自分の身体に「今、私は安全な空間にいる」と知ってもらう事です。


「今私はこうして布団の上に寝ている」事を、「この家の中に、私を脅かす存在は何もない」事を身体と確認し、「今は安全な空間にいるんだよ」と身体に話し掛けていました。



しばらくして、身体の重みを感じる試みを追加しました。

布団と身体が接している部分、背中やお尻、腕がどう感じているのか探るというものです。頭の後ろから踵まで、順番に感じていきました。この時必ず出てくるのが、腰の痛みでした。

さっきまで感じていなかったのに、感じていいよと声を掛けると急に湧き出てくるその痛みが不思議でした。この試みで、自分が普段認識していない感覚があるという事を知りました。


それからしばらくして、もうひとつ試みを追加したのですが、それはまた次回に書きます。




  

Posted by hana@beach at 15:55Comments(2)

2023年03月04日

現実が直視できないのは、なんでかな?

現実が直視できない状態とは、普通にはあり得ないと思いますよね。

でも、お友達の話を聞いている時とか、あれ?ってなる事ありませんか。

私の場合ですが、ぼんやりとは把握してました。もしくは、一部は認めてました。でも、全体的には認められませんでした。

それは、なぜか。。。




それは、不都合が起きるからです。


現実的な不都合が、本当に起きてしまうからです。



例えば、自分の身体に気になる痛みがあるとしますよね。普通だったら、「まぁ大丈夫だろうけど、念のため病院で診てもらうか」ってなります。ところが、「何か病気が発見されたらどうしよう」という恐怖を持っていたら、直ぐに病院に行けません。保険に入っておかなきゃとか、いい病院(先生)を選ばなければとか、なんかちょっと的を外した事に悩んだりしちゃうんです。側から見たら、「いやいや、まず病院行ったら?そんな大した事ないよ、きっと。」って感じですよね。

もちろん、すごい病気が発見される可能性はゼロではないので、保険に入るとかはしてもいかもしれません。でも、この場合、すぐ保険に入って病院に行く事はできず、行動が止まってしまう感じになります。



というような事が私に起こっていました。ずっとある状態に留まって、その状況にひたすら耐えていました。耐える事で、問題が過ぎ去ってくれるのではないかという期待を抱きながら。。。

そして残念な事に、問題は過ぎ去るどころかますます大きくなり、もっと追い込まれる事態になったんですよね。ふぅっ。  

Posted by hana@beach at 20:14Comments(5)

2023年03月04日

どうしたらいいのか?って思ったら、要注意

あくまでも私の話ですが、苦しい人生からの回復過程で気づいた事です。

私は、苦しかった時「どうしたらいいのか」ってずっと考えていました。常にその事で頭がいっぱいで、ネットでブログを検索しまくっていました。

そういう状態の時、大切な事は「状況把握」です。

現実を見る事を避けている場合が多いので、その状態でいくら方法を探しても、適した方法は見つかりません。

現実を直視した場合、「どうしたらいいのか」ではなく、「こうするしかないか」とか「じゃあ、こうしてみるか」という感じになります。

うすうす現実を認め始めた時に、やっと真っ当な方法が見つかったりします。でも、その段階では、まだ選択ができません。

そして、現実を直視できた時に初めて「こうするしかないな」と実行する訳です。


という事で、今でも「あ〜、どうしたらいいんだよ」と言う思いが出て来たら、「いやいやお前、今ちょっとアウトだよ」って自分に声を掛けてます(笑)。

現実把握した上での調べ物なのか、頭がゴチャゴチャした状態での調べ物なのか、その違いは大きいのです。  

Posted by hana@beach at 15:30Comments(0)